給料ファクタリングは借金ではない?違いを比較

給料ファクタリングとカードローンを比較する人

近頃、借入ではない新たな金策として注目を集めている給料ファクタリング。

本記事では給料ファクタリングと借金はどのような違いがあるのか、詳しく解説していきます。

給料ファクタリングとは?

給料ファクタリングとは、サラリーマンの方が働いて得た給与債権(労働債権)をファクタリング会社に売却することで、お金を手にする方法のことです。

そもそもファクタリングとは、企業が有する売掛債権(サービスの対価として得るお金を受け取る権利のこと)を売却して資金調達を図るという手段を指します。

従来のファクタリングを法人の方ではなく、個人に当てはめたのが給料ファクタリングというサービスです。

ファクタリングは

「借りない資金調達方法」

「金融機関に頼らない資金調達方法」

などと評されるており、中小企業の事業者の方を中心に多くの注目を集めています。

給料ファクタリングも、ファクタリングの金融機関に頼らない、借りない資金調達方法という特性を引き継いでおり、借金とは異なる性質を持ちます。

それでは次に、給料ファクタリングと借金がどのように違うのかを詳しく見ていきましょう。

①審査対象の違い

カードローンや銀行ローンなどでは、お申し込み者の方に対して審査が行われます。

審査は金融機関が独自に管理する信用情報を厳しくチェックされます。

現在の借入金額やクレジットカードの支払い状況、世帯年収なども記録されています。

この信用情報を総合的に審査され、返済能力があるのかまた貸付の可否を決定されるのです。

一方で給料ファクタリングは借金ではありませんので、信用情報の審査が行われることはありません。

給料ファクタリングにおいて重視されるのは、「お勤め先の会社から給料をきちんと受け取っているか」ということです。

そのため信用情報に不安がある方でも、給料ファクタリングを利用してお金を手にすることができます。

しかしながら給料ファクタリングでは全く審査が行われないかというと、そうではありません。

給料ファクタリングでは信用情報の審査は行われない代わり、

・お勤め先の会社の経営状況・規模
・現在の借入金額
・他ファクタリング会社の利用金額
・ヤミ金の利用歴

などを調査されます。

仮に支払い能力がないと判断された場合、給料ファクタリングにおいても買取を拒否されてしまうことがあります。

「借金ができなくても、給料ファクタリングならお金を手にできるだろう…」

などと甘い目論見は禁物です。

②信用情報への記録

給料ファクタリングの記録をつける人

金融機関からの借金では信用情報がチェックされるが、給料ファクタリングでは信用情報はチェックされない、ということは上記でお話しした通りです。

また金融機関からの借入を行なった場合、借入金額や返済状況などは信用情報に記録されます。

新たに情報が追加された信用情報は、新たな借入を行うときの判断材料に使われたりクレジットカードの新規申し込みの際にも活用されます。

そのため借入金額が多すぎると、

「クレジットカードの申し込み審査に落ちた…」

「住宅ローンの審査に落ちてしまった…」

という弊害があります。

一方で給料ファクタリング業者は金融機関ではないため、個人の信用情報にアクセスすることはできません。

そのため利用状況を信用情報に記録されることは無く、クレジットカードの申し込みや他ローンの審査に悪影響を及ぼす心配も不要です。

「近い将来に、学資ローンや住宅ローンの利用を考えている」

という方であれば、給料ファクタリングのご利用がオススメです。

③金額の違い

給料ファクタリングのお金を数える人

カードローンや消費者金融など正規の金融機関では、利用者が多重債務に陥ることを防ぐために「総量規制」によって貸付の上限額が定められています。

総量規制では、1年間に貸付ができる金額は利用者の年収の3分の1までと定められています。

つまり年収が300万円の方であれば、1年間に借入ができる金額は100万円となります。

一方で給料ファクタリングは貸付ではありません。

そのため総量規制の影響を受けることなく、年収の3分の1以上のお金を手にすることも可能です。

しかしながら給料ファクタリングでは無制限にお金を手にすることができる、というわけでもありません。

給料ファクタリングは「給与債権を買い取る」サービスです。

ご自身の給与額以上のお金を手にすることはできません。

よって給料ファクタリングで手にできる金額とは、MAXでご自身の年収(1ヶ月単位なら月収)となります。

借金の場合、ご利用歴が金融機関によって記録されており他社同士でも信用情報は共有されています。

ただ給料ファクタリングでは基本的に、系列が違うファクタリング会社の場合は利用者の買取金額を把握することができません。

そのため中には、ご自身の給料以上の金額を給料ファクタリングしてしまっているという方もいらっしゃいます。

給料ファクタリングにおいて、必要な金額をどの程度手にするかはご自身の判断・自制に依拠します。

くれぐれも給料ファクタリングを利用しすぎて、支払いが困難になってしまったということがないように注意しましょう。

④手数料と金利の違い

借金して得たお金には、当然ですが利息をつけて返済する必要があります。

利息の上限は利息制限法によって定められており、現在では年利20%までと決められています。

一方の給料ファクタリングは借金ではないため、利息という概念は存在しません。

しかしながら給料ファクタリングには利息の代わりに買取手数料が存在します。

買取手数料は、給与債権の買取の際に発生する手数料のことです。

給料ファクタリング業界の手数料相場は、20%〜40%となっています。

給料ファクタリング業者に支払いをする際には、契約で定められて手数料分を上乗せして支払う必要があります。

そして最も注意すべき点は、給料ファクタリングの手数料は金融機関の利息分と比較すると非常に高い、ことです。

給料ファクタリングの手数料は、1ヶ月単位でかかります。

そのため借入の利息でいうところの月利に該当し、比較のためには年利換算をする必要があります。

給料ファクタリングの手数料を年利に換算するには、12(ヶ月)を掛けます。

仮に30%という手数料で給料ファクタリングを利用した場合、

30%✖︎12ヶ月=360%

が金利分となります。

利息制限法で定められた上限金利が20%であることを鑑みると、いかに給料ファクタリングの手数料が高いかがお分かりでしょう。

給料ファクタリングを利用する際には、手数料が高いということをくれぐれも理解しなければいけません。

⑤支払い方法の違い

クレジットカードの支払いでも、金融機関の返済においても一括払いの他に分割払いやキャッシングリボは払いなど様々な方法を選ぶことができます。

分割手数料はかかってしまいますが、上手く活用すれば家計へのダメージを最小限に返済をすることができます。

一方で給料ファクタリングの支払い方法は、一括払いが原則です。

利用金額に関わらず、一括で支払いをする必要があります。

支払い日時は基本的に給料日当日です。

そのため複数社を利用している場合、「給料日なのにお金が全く無い…」ということになりかねません。

くれぐれも支払い方法と支払い日時の違いは、理解しておく必要があります。

まとめ

パソコンとデスク

給料ファクタリングは借金とは異なる性質を持つ金融サービスです。

特に信用情報の審査がない、総量規制の対象外ということで人気を集めています。

しかしながら金融機関からの借金と比較すると、給料ファクタリングは手数料が高いということには注意しなければいけません。

加えて支払い方法は常に一括払い・給料日当日というのも気をつける必要があります。

基本的に給料ファクタリングは、金融機関からの借入ができなくなってしまった方が頼る金策です。

そのためカードローンや消費者金融が利用できる状況であれば、そちらを頼るべきと言えます。

給料ファクタリングをご利用の際には、メリット・デメリットを比較してご利用を検討するようにしましょう!